新しい家族を見つめながら怒りに打ち震える。
家具フェチ自体はいい。その入手方法を考える頭を持ってくれれば。
いつまで奴との腐れ縁が続くのか考えると、明日にだって別れてやりたくなる。
それでも今日は一緒にいるし、明日も隣には奴がいるだろう。
ずっと一緒にいる、などと考えると果てしなさに気が遠くなりそうだが、よく考えれば「ずっと」とは「死ぬまで」と同じ意味だ。
そう思い至った途端に、何だか諦めがついた。
安寧な老後という言葉に夢はあっても、幸か不幸か自分の未来として上手く思い描けない。
だから多分「ずっと」一緒にいるだろう。
遠いようで近い未来に俺がいなくなるまでは、ずっと。
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52:やがて自分がこの世界から居なくなる日までは、ずっと。
特に荒んだ話を書きたかった訳でもないのに、つらつら書いてみたら……暗いというか何というか。
(08/07/23)