俺はお前のことが好き。
おかしくなったのかと自分でも思うけど、多分残念ながらこれは真実だ。
だけど、だからといってお前に好きだなんて言われたくない。
そんな嘘は吐かなくっていい。同情して欲しいわけじゃないんだ。
お前が俺を嫌ってるのも蔑んでるのも、いつか離れていってしまうのもわかってる。
ちゃんと、わかってるんだ。
「―――愛している」
だから、どうか。
悪趣味な冗談でからかうのは止めてくれ。
甘く優しい幻なんて、もう見たくない。
哀れんでくれるのなら、いっそ一息にこの首を落としてくれればいい。
そうすれば今後こそ、俺は安らかに眠れるだろう。
ただ、お前を愛しているとだけ想いながら。
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50:荒んだ修羅場で生まれていくもの。
記念すべき50個目~なんですが、どうも愛が足りない……(07/04/04)
そして、更新をアップしてないことにようやく気付きました……070407